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2026年1月30日

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 前回の「背景と文字のコントラスト」に続き、今回は「余白(ホワイトスペース)」についてお話しします。


「なんか寂しい気がする…とりあえず装飾しとくか」「まだこんなにスペースが!情報が詰め込めそうだぞ!」という感覚が、実はチラシを読みにくくしている原因かもしれません。



「余白」は「できちゃった」ではなく「意図して作るもの」


 デザインにおける余白は、単なる「余ったスペース」ではありません。「読者の視線を誘導し、情報を整理する、 そして空間を作るために意図して作る要素」です。とはいえ、いきなりそんなのは難しいですし、なんとなく空きスペースができちゃった…ということありますよね。



【解決策①】「端っこギリギリ」から卒業する


 演奏会のプログラムなどに挟み込まれているチラシも見ると、文字が紙の端っこギリギリまで配置してあるものが多く見られます。端に文字が寄っていると、見ている人は無意識に「圧迫感」や「不安感」を覚えます。また、印刷した際に文字が切れてしまうリスクもあります。

 私は一般的なコンサートチラシの文章量の場合、左右に12mm〜15mmのガイドラインを引き、余白を確保することが多いです。公演詳細などはこのガイドに合わせたボックスを意識すると綺麗に見えます。A4チラシの場合、横一列にせず、2ブロックに分けることが多いです。




Canvaの便利機能:「表示設定」から「マージンを表示」をONにしてみてください。ガイド線が出るので、その枠内に重要な情報を収めるだけでOK。



【解決策②】情報の「グループ」を意識する


 チラシには「タイトル」「日時・場所」「出演者プロフィール」「曲目」など、さまざまな情報があります。これらが同じ間隔で並んでいると、どこが区切りか分かりません。「関係が深い情報同士は近づけ、違うグループとの間には大きな隙間を開ける」のが鉄則ですが、これは思い切ってやってみて大丈夫です。怖気付いて微妙な距離感になってしまうと分かりにくくなってしまいます。


微妙な距離感…
微妙な距離感…
詰めると引き締まってみやすい
詰めると引き締まってみやすい


【解決策③】「音符の散らしすぎ」注意


 音楽のチラシだからといって、空いたスペースに音符やト音記号、キラキラのイラストを詰め込んでいませんか?音符や星型、ハート型は多用すると子供っぽい印象になりやすいので注意です(親子、子ども向けチラシなら向いている)。アーティスト写真に楽器が写っていれば、音楽のチラシなのはぱっと見でわかりますし、音楽を聴く人にチラシが渡る場合が圧倒的に多いので、わざわざ音符をつける必要はありません。飾れば飾るほど、クラシックでしばしば求められる高級感やシンプル、洗練されたイメージとは離れていきます。 



迷ったら、引いてみる


 何か垢抜けない気がする、もうちょっと何か足した方がいいのかな…と思ったら、これ以上足すのではなく、レイアウトを調整してみたり、思い切って必要最低限以外は削除してみるのも手です。文字と写真だけで決まるレイアウトができればベスト!そこに、色や装飾をつけさりげなくを加えるのが理想ですね。


 次回は「アーティスト写真別 チラシレイアウトのパターン」を書こうと思います。


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